
この作品のデータ
| 作者 | クロード・モネ | 同じ作家の作品 10点 |
|---|---|---|
| 制作年 | 1892年 | |
| 時代 | 印象派以後 | 同じ時代の作品 105点 |
| 様式 | 印象派 | 同じ様式の作品 20点 |
| 種別 | 絵画 | |
| 技法・素材 | 油彩、カンヴァス | |
| 所蔵 | ポーラ美術館箱根 | |
| 有名度 | ★★★ | |
| 展覧会 | モネ没後100年・開館25周年記念 あたらしい目―モネと21世紀のアートポーラ美術館(神奈川県)2026年6月17日(水)〜2027年4月7日(水) | 開催中 |
大聖堂の上半分はバラ色に輝き、下半分は灰色に沈んでいます。上は夕方6時頃の光とされ、下はモネがいた向かいの建物の影です。夜明けから日没後まで描き分けたルーアン大聖堂の連作のうち、箱根のポーラ美術館が所蔵する1892年の1枚です。
絵を見て作者を当てる練習は、名画クイズ(iPhone アプリ)でできます。
見どころ
夕陽に染まる上部
画面の上側では、大聖堂の正面が夕刻の光を受けてバラ色に輝いています。ポーラ美術館によると、これは夕方6時頃の光だと言われています。
影に入った下部
画面の下側は、灰色がかった色で描かれています。これは大聖堂の向かいの建物の影が、正面の下の部分に落ちている様子です。
塔のすき間の空
左上では、塔と塔のあいだから青い空がのぞいています。バラ色に塗られた石の壁と、冷たい色の空が隣り合っています。
ジャンヌ・ダルクの町の大聖堂
ルーアンは、ローマの時代からセーヌ河の水運の拠点として発展した町です。かつてはノルマンディー公国の首都として栄え、1431年にジャンヌ・ダルクが火刑に処された地としても知られています。セーヌ河右岸の旧市街の中心に建つノートル=ダム大聖堂は、フランス・ゴシック建築の精華のひとつに数えられています。モネが描いたのは、この大聖堂のファサード(西正面)です。
時間と天候を描き分けた連作
モネは夜明け直後から日没直後まで、さまざまな時間と天候のもとでファサードを描き出しました。1895年5月にはデュラン=リュエル画廊の個展で、連作の一部を発表しています。
連作全体の成り立ちや、制作中のモネが見た悪夢については『ルーアン大聖堂』で紹介しています。そちらが連作全体の解説なのに対し、このページは、上が夕陽に染まり下が影に沈むポーラ美術館の1枚を扱います。
読んだらクイズ
この拡大は、どの見どころ?

影に入った下部画面の下側は、灰色がかった色で描かれています。これは大聖堂の向かいの建物の影が、正面の下の部分に落ちている様子です。
次に見る1枚
よくある疑問
- 『ルーアン大聖堂』(ポーラ美術館)はどこにある?
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神奈川県箱根町仙石原のポーラ美術館が所蔵しています。連作のほかの作品は世界各地の美術館に分かれて所蔵されています。展示替えがあるため、展示中かどうかは館のウェブサイトの「展示中の作品から探す」で確かめられます。
- 何時ごろの光を描いた?
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上側のバラ色は、夕方6時頃の光だと言われています。ポーラ美術館は本作を、夕刻に描かれたモネ作品のひとつとして紹介しています。
- モネはどこから描いた?
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大聖堂の向かいに建つ建物の、2階の部屋にイーゼルを立てて描きました。本作の下側に落ちている灰色の影は、その建物の影です。
- 連作はいつ発表された?
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1895年5月、パリのデュラン=リュエル画廊で開かれたモネの個展で、連作から選んだ作品が発表されました。
クロード・モネのほかの作品
《印象・日の出》 《セーヌ河の日没、冬》 《エトルタの浜辺の漁船》 《日傘の女》 《べリールの岩場、ポール=ドモワ》 《ルーアン大聖堂》 《睡蓮の池》 《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》 《睡蓮》
出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル



