
この作品のデータ
| 作者 | ポール・ゴーギャン | 同じ作家の作品 5点 |
|---|---|---|
| 制作年 | 1892年 | |
| 時代 | 印象派以後 | 同じ時代の作品 105点 |
| 様式 | — | |
| 種別 | 絵画 | |
| 技法・素材 | 油彩、カンヴァス | |
| 所蔵 | シンシナティ美術館シンシナティ | |
| 有名度 | ★★★ | |
| 展覧会 | シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~上野の森美術館(東京都)2026年10月10日(土)〜2027年1月10日(日) | 開催中 |
| 展覧会 | シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~富山県美術館(富山県)2027年1月23日(土)〜4月11日(日) | これから |
題名の「マハナ・マア」はタヒチの言葉で土曜日を指し、かつては1週間分の食べ物を集める日だったとされています。ゴーギャンは1892年、この題で縦長の風景を描いており、同じ題でほぼ同じ大きさの絵がヘルシンキにもう1枚あります。こちらはシンシナティ美術館にある1枚です。
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見どころ
赤と緑のヤシの葉
右上には、ヤシの葉が大きく広がっています。葉は緑だけでなく、赤やオレンジ、ピンクで塗り分けられています。その下に並ぶ幹も、紫や白、ピンクで塗られています。
丘を歩く小さな人影
左寄りの丘の上に、赤い服の人物が小さく描かれています。木の根もとにも、もう一人の人影が見えます。人物はごく小さく、画面の主役は木々と色の重なりです。
隅に書かれた題名
右下の隅に「Mahana Maa」と題名が書き込まれています。左下には署名と「92」の年が入っています。どちらも細い筆で、地の色の上に直接書かれています。
パリを離れた画家
ゴーギャンは1891年、パリの美術界を「偽物と慣習ばかり」と呼んで離れ、タヒチへ向かいました。その後の生涯をフランス領ポリネシアで過ごし、ヨーロッパへ戻ったのは数回だけでした。この絵は、最初のタヒチ滞在中の1892年に描かれました。
同じ年には、2人の女性と赤い犬を描いた『アレアレア』も生まれています。人物を大きく描いたその絵とくらべると、この絵では島の木々と色そのものが前に出ています。
縦長の画面に重なる色
画面は高さが幅のおよそ2倍ある縦長です。下から黄緑の地面、赤い土、暗い丘、木々、空と、色の帯が上へ積み重なっています。細い幹がまっすぐ上へ伸び、縦長の画面をさらに高く見せています。
アテネウム美術館の同じ題の絵は、ほぼ同じ大きさで、ヤシの木と人物を組み合わせています。2枚を並べると、同じ題でも、人の暮らしを描いた絵と木々を主役にした絵とに分かれていることがわかります。最初のタヒチ滞在の作品には、ほかに『タヒチの女たち』があります。
読んだらクイズ
この拡大は、どの見どころ?

丘を歩く小さな人影左寄りの丘の上に、赤い服の人物が小さく描かれています。木の根もとにも、もう一人の人影が見えます。人物はごく小さく、画面の主役は木々と色の重なりです。
次に見る1枚
よくある疑問
- 『マハナ・マア』はどこにある?
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アメリカ・オハイオ州のシンシナティ美術館が所蔵しています。ジョン・W・ウォリントンの遺贈で同館に入りました。展示されていない時期もあるので、所蔵館の作品ページで確かめると確実です。
- 同じ題名の絵はほかにもある?
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あります。フィンランド・ヘルシンキのアテネウム美術館に、同じ1892年の『タヒチの風景(マハナ・マア)』があります。大きさは54.5 × 31 cmとほぼ同じで、こちらには天秤棒をかついだ男性と座る女性、小屋が描かれています。
- 題名はどういう意味?
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アテネウム美術館の解説では、タヒチの言葉で土曜日のことで、かつては1週間分の食べ物を集める日だったとされています。シンシナティ美術館は英語で「真実の瞬間」という題も添えています。
ポール・ゴーギャンのほかの作品
《黄色いキリスト》 《タヒチの女たち》 《アレアレア》 《われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか》



