
この作品のデータ
| 作者 | アメデオ・モディリアーニ | 同じ作家の作品 3点 |
|---|---|---|
| 制作年 | 1916〜1917年頃 | |
| 時代 | 印象派以後 | 同じ時代の作品 105点 |
| 様式 | — | |
| 種別 | 絵画 | |
| 技法・素材 | 油彩、カンヴァス | |
| 所蔵 | シンシナティ美術館シンシナティ | |
| 有名度 | ★★★ | |
| 展覧会 | シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~上野の森美術館(東京都)2026年10月10日(土)〜2027年1月10日(日) | 開催中 |
描かれているのは、モディリアーニの親しい友人だった詩人マックス・ジャコブです。シンシナティ美術館はこの肖像を1916〜1917年頃の作とし、引き伸ばされた輪郭と平らな色面を、1910年代半ばから後半のモディリアーニの画風の典型に挙げています。
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見どころ
左右で違う目
ジャコブの両目は、瞳の形も塗り方も左右でそろっていません。鼻は長く伸び、口は小さく閉じられています。顔全体が赤みのある平らな色で塗られ、輪郭線で形がとられています。
黒い蝶ネクタイ
白いシャツの襟もとに、黒い蝶ネクタイが結ばれています。三つぞろいのスーツを着込んだ、きちんとした身なりです。暗い服の中で、シャツの白が縦に細く光っています。
上着をなぞる線
上着の肩や腕には、太さの違う黒っぽい線が引かれています。所蔵館は、この変化のある輪郭線を、この時期の画風の特徴に挙げています。面はほとんど平らに塗られ、陰影はわずかです。
イタリアからパリへ
モディリアーニは、はじめ19世紀イタリアの戸外制作の流れで絵を学びました。1906年ごろパリに移ってからは、新しい芸術の動きに飛び込みます。セザンヌやピカソ、アフリカの彫刻が、その作風に大きな影響を与えました。
パリでモディリアーニは、同じ時代の画家や作家を次々に描きました。この絵のジャコブもその一人で、描かれたのはパリでのことと所蔵館は記録しています。晩年の作には『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』があります。
2枚の肖像
デュッセルドルフの『マックス・ジャコブの肖像』は、1965年にパリの競売で同館が買い取りました。ところが国外への持ち出しをめぐる手続きが長引き、デュッセルドルフに届いたのは1972年のことでした。
シンシナティの絵は、1959年の寄贈で美術館に入りました。デュッセルドルフの絵より縦に長い画面に、スーツ姿のジャコブの上半身が収まっています。同じ時期に同じ友人を描いた2枚が、ドイツとアメリカに分かれて残っています。
読んだらクイズ
この拡大は、どの見どころ?

黒い蝶ネクタイ白いシャツの襟もとに、黒い蝶ネクタイが結ばれています。三つぞろいのスーツを着込んだ、きちんとした身なりです。暗い服の中で、シャツの白が縦に細く光っています。
次に見る1枚
よくある疑問
- 『マックス・ジャコブ』はどこにある?
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アメリカ・オハイオ州のシンシナティ美術館が所蔵しています。1959年にメアリー・E・ジョンストンが寄贈しました。展示されていない時期もあるので、所蔵館の作品ページで確かめると確実です。
- マックス・ジャコブはどんな人?
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1876年に生まれ、1944年に亡くなった詩人です。モディリアーニは同時代の画家や作家の肖像を数多く描いており、親友のジャコブもその一人でした。
- ジャコブの肖像はほかにもある?
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あります。ドイツ・デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館に、1916年の『マックス・ジャコブの肖像』があります。画面に1916年の年とジャコブの名が書き込まれた作品で、大きさは76.7 × 63.8 cmです。
アメデオ・モディリアーニのほかの作品
《背中を見せて横たわる裸婦》 《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》



