
この作品のデータ
| 作者 | モーリス・ドニ | |
|---|---|---|
| 制作年 | 1897年 | |
| 時代 | 印象派以後 | 同じ時代の作品 105点 |
| 様式 | — | |
| 種別 | 絵画 | |
| 技法・素材 | 油彩、カンヴァス | |
| 所蔵 | オルセー美術館パリ | 同じ所蔵の作品 29点 |
| 有名度 | ★★★ | |
| 展覧会 | 東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び東京都美術館(東京都)2026年11月14日(土)〜2027年3月28日(日) | これから |
画面の下に「アンドレ・メルリオ夫人へ」という献辞と、ドニの署名が書き込まれています。描かれたのは、象徴主義を支持した美術批評家メルリオと妻、3人の娘です。絵はメルリオのコレクションにあり、1943年の競売でフランスの国立美術館が買い取りました。
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見どころ
本を手にした父
左端で青い表紙の本を開いているのが、批評家のアンドレ・メルリオです。色刷りリトグラフの本を書き、版画とポスターの雑誌も編集した人物でした。
まっすぐ立つ少女
画面の中央で、白いエプロン姿の少女がこちらを向いて立っています。姉妹はそろって金色の巻き毛で、淡い青と白の服を着ています。
赤ん坊を抱く母
右では、黒い服の母が膝の上に赤ん坊を抱いています。メルリオ家の三女マルトは1896年生まれで、この絵の前年に生まれたばかりでした。
競売を経て国の所蔵へ
ドニはこの絵を、メルリオ夫人に献げる形で描きました。絵はメルリオのコレクションに入り、1943年の6月16日、パリの競売場オテル・ドゥルオーで開かれたメルリオ旧蔵品の売り立てに出品されました。国立美術館がこれを買い取り、同年7月にパリの国立近代美術館へ収めました。1977年、19世紀後半の美術を集めるオルセー美術館のコレクションに移され、今に至ります。
批評家と画家のつながり
メルリオは、1889年のポン=タヴァン派の展覧会に理想主義の美術の出発点を見た批評家でした。1898年には色刷りのオリジナル・リトグラフについての本も出しています。
ドニは本作のほかにも、メルリオを絵に描いています。1900年の『セザンヌ礼賛』で、シルクハットをかぶって左から3人目に立っているのがメルリオです。
読んだらクイズ
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まっすぐ立つ少女画面の中央で、白いエプロン姿の少女がこちらを向いて立っています。姉妹はそろって金色の巻き毛で、淡い青と白の服を着ています。
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よくある疑問
- 『メルリオ一家』はどこにある?
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パリのオルセー美術館が所蔵しています。1943年に国が購入して国立近代美術館に入り、1977年にオルセー美術館のコレクションへ移されました。常に展示されているとは限りません。
- 描かれているのは誰?
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美術批評家アンドレ・メルリオ(1862〜1943年)と妻、3人の娘です。娘は1892年生まれのテレーズ、1894年生まれの次女、1896年生まれのマルトの3人です。
- アンドレ・メルリオとはどんな人?
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象徴主義や「理想主義」の美術を擁護した批評家です。1896年に『絵画における理想主義の運動』を著し、版画雑誌『レスタンプ・エ・ラフィッシュ』を共同で編集しました。画家オディロン・ルドンの伝記作者で、親しい友人でもありました。
- 画面の「MAUD」という文字は何?
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ドニの署名です。オルセー美術館の記録では、左上の木の幹に縦向きに書かれています。下中央には「アンドレ・メルリオ夫人へ、モーリス・ドニ 1897」という献辞つきの署名もあります。
出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(CC BY 3.0、撮影: Sailko)。元ファイル



