
この作品のデータ
| 作者 | 円山応挙 | 同じ作家の作品 3点 |
|---|---|---|
| 制作年 | 1778年(安永7年) | |
| 時代 | 日本・近世まで | 同じ時代の作品 42点 |
| 様式 | — | |
| 種別 | 絵画 | |
| 技法・素材 | 絹本著色 | |
| 所蔵 | 敦賀市立博物館福井県敦賀市 | |
| 有名度 | ★★★ | |
| 展覧会 | 円山応挙 リアルの先へ 空間革命大阪市立美術館(大阪府)2027年2月6日(土)〜4月4日(日) | これから |
雪の上でじゃれ合う3匹の子犬を、応挙は少ない筆数で描きました。ころんとした丸い体や柔らかそうな毛並みは、線をほとんど重ねずに表されています。所蔵する敦賀市立博物館でも、人気の高い1枚です。
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見どころ
こちらを見る茶色の子犬
中央の子犬は、茶色と白の毛で、口を開けてこちらを見ています。丸い目や鼻、口元の表情が、短い筆で描き分けられています。
背中を向けた白い子犬
左の白い子犬は、ほとんど背中しか見えません。丸い体は細い輪郭線だけで表され、くるりと巻いた尻尾が付いています。
寝そべる白い子犬
右の白い子犬は、雪の上に寝そべって顔だけを上げています。そばの雪には、子犬の足跡のような小さな点が残されています。
観察から生まれた子犬
円山応挙は、円山四条派の始まりとなった画家です。敦賀市立博物館は本作について、対象をよく観察して特徴を鋭くとらえ、質感の描写にも優れた応挙の技量がうかがえると解説しています。
3匹の子犬は、それぞれ違うポーズで描かれています。こちらを見る子、背を向ける子、寝そべる子が、白い雪の上に並びます。背景には何も描かれず、淡い色の空と雪だけが広がっています。
敦賀に残る円山四条派
敦賀市立博物館は、応挙のほか、呉春や幸野楳嶺、鈴木松年など、円山四条派とその流れをくむ画家の作品を収蔵しています。
応挙の代表作には、豪商の三井家に伝わった『雪松図屏風』もあります。同じ雪の景色を描いた作品ですが、こちらは子犬という身近な小さな動物を主役にしています。
よくある疑問
- 『狗子図』はどこにある?
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福井県の敦賀市立博物館が所蔵しています。同館は、円山応挙の流れをくむ円山四条派の画家の作品も多く収蔵しています。展示されているかどうかは時期によって変わります。
- いつ描かれた?
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画面の左に「安永戊戌暮冬写」と書かれ、応挙の名と印があります。安永戊戌は安永7年、西暦1778年で、「暮冬」は冬の終わりのことです。
- 「減筆法」とは?
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できるだけ少ない筆数で対象を描く方法です。敦賀市立博物館は、子犬の柔らかそうな体やそれぞれのポーズ、かわいらしさが、少ない筆数(減筆法)で描き出されていると解説しています。
円山応挙のほかの作品
出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0、撮影: 陳寅恪)。元ファイル
