
ルソーは一度もフランス国外に出たことがありませんでした。密林の植物はすべて、パリの植物園でのスケッチと雑誌の挿絵から組み立てたものです。オルセー美術館はこの絵を「不穏なエデンの庭にある黒いイブ」と表現しています。
見どころ
闇に光る白い目
画面左側で笛を吹く女性は黒いシルエットで描かれ、目だけが白く光っています。満月からの月明かりに照らされた姿が詳細に描き込まれています。
笛に魅せられた蛇
音楽に魅了された蛇が、画面全体に水平に伸びています。飼い慣らされた動物のように従順に女性のもとに集まっています。
植物園で描いた密林
画面右側には熱帯の植物が生い茂っています。ルソーがパリの植物園でスケッチしたさまざまな植物をもとに描かれた、想像上のジャングルです。
一度も熱帯を見なかった画家
この絵は画家ロベール・ドローネーの母によって依頼され、制作されました。ルソーは彼女が話したインドでの経験を聞いて、この作品の主題を決めたといわれています。これはルソーの最初の大作であり、1907年の秋のサロンに展示されました。ルソーはフランス国外を旅行したことがなく、絵画に描かれたエキゾチックな植物は、パリ植物園を訪れた経験や雑誌の挿絵から生み出されました。
3館を渡り歩いた1枚
ロベール・ドローネーはこの絵を1922年に美術商ジャック・ドゥーセに売却しました。ドゥーセはこの絵を国に遺贈し、1936年からルーヴル美術館に展示されました。その後1978年にパリ市立近代美術館に移され、1985年からオルセー美術館で展示されています。
よくある疑問
- 『蛇使いの女』はどこにある?
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パリのオルセー美術館の所蔵です。1936年からルーヴル美術館、1978年からパリ市立近代美術館で展示され、1985年からオルセー美術館に移されました。
- ルソーは本当にジャングルに行った?
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いいえ。ルソーはフランス国外を旅行したことがありません。絵画のエキゾチックな植物は、パリ植物園を訪れたことや雑誌から想像して描いたものです。
- 誰の依頼で描かれた?
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画家ロベール・ドローネーの母によって依頼され、制作されました。ルソーは彼女が話したインドでの経験を聞いて、この作品の主題を決めたといわれています。本作はルソー最初の大作で、1907年の秋のサロンに展示されました。
- 後の作品に影響を与えた?
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はい。シルビア・プラスの1957年の詩「スネークチャーマー」や、ウィラード・エリオットの1975年の作曲がこの絵に触発されました。オーストラリアの画家ブレット・リビングストーン・ストロングによる本作へのオマージュ作品は、1987年のフリートウッド・マックのアルバム「タンゴ・イン・ザ・ナイト」のカバーに使われています。
基本データ
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出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル