
縦横45cm四方の正方形のキャンバスに、太い黒の線と赤・青・黄の色面だけで構成されています。同じ1930年にモンドリアンが手がけた『赤・青・黄のコンポジションII』とほぼ同じ題名で、しばしば混同されます。研究者は、対立する要素の均衡とダイナミズムの緊張感を表した作品と評しています。
見どころ
黒い格子の輪郭線
太い黒の筆致が色面の境界線を作っています。モンドリアンはこの絵で黒と白のほかに赤・青・黄だけを使い、色数を切り詰めています。
対立する色面のバランス
美術史家ステファニー・チャドウィックは、この絵を「対立する要素の調和」と評し、非対称の構図が均衡と緊張感の両方を表していると分析しています。
同名のもう1点
モンドリアンは同じ1930年に、ほぼ同じ題名の『赤・青・黄のコンポジションII』も制作しています。2作は非常によく似ており、しばしば混同されます。
新造形主義の実践
モンドリアンが確立した新造形主義(デ・ステイル)は、直線と原色だけで画面を構成する抽象絵画の潮流です。この絵もその原則に沿って、黒い格子と赤・青・黄の面だけで画面を組み立てています。
混同されやすい同名作
モンドリアンは同じ1930年に、題名がほとんど同じ『赤・青・黄のコンポジションII』も制作しました。両作は非常に近い構成のため、資料によって取り違えられることがあります。
よくある疑問
- 『赤・青・黄のコンポジション』はどこにある?
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スイスのチューリッヒ美術館が所蔵しています。
- 誰が描いた?
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新造形主義(デ・ステイル)を代表する画家ピート・モンドリアンが、1930年に制作しました。
- 『赤・青・黄のコンポジションII』と何が違う?
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同じくモンドリアンが1930年に手がけた作品で、非常によく似た構成のため区別が難しく、しばしば混同されます。それぞれ別の作品として扱われています。
- この絵は何を表現している?
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美術史家ステファニー・チャドウィックは、対立する要素の関係性・非対称性・純粋な色面へのこだわりを示す作品だとし、対比の調和が均衡と力の緊張の両方を表していると評しています。
基本データ
- 作者
- ピート・モンドリアンPiet Mondrian
- 制作年
- 1930年
- 種別
- 絵画
- 技法・素材
- 油彩、カンヴァス
- 寸法
- 45 × 45 cm
- 様式
- 新造形主義
- 所蔵
- チューリッヒ美術館
- 展示室
- 印象派以後
出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル