
この作品のデータ
| 作者 | アルブレヒト・デューラー | 同じ作家の作品 4点 |
|---|---|---|
| 制作年 | 1514年 | |
| 時代 | ルネサンス | 同じ時代の作品 58点 |
| 様式 | 北方ルネサンス | 同じ様式の作品 11点 |
| 種別 | 版画 | 同じ種別の作品 5点 |
| 技法・素材 | エングレーヴィング(銅版画)、紙 | |
| 所蔵 | コンデ美術館シャンティイ | |
| 有名度 | ★★★名画クイズで出題(全作品の解放) |
デューラーが銅版画に埋め込んだ4×4の魔方陣は、縦・横・斜めだけでなく四隅の2×2マス4組もすべて合計34になる精巧な数字合わせです。下段中央には制作年の1514が並んでいます。四体液説で「憂鬱」を擬人化した天使が、道具に埋もれて座り込んでいます。
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見どころ
1514を刻む魔方陣
4×4の魔方陣には、縦・横・斜めの合計だけでなく、四隅の2×2マス、中央の2×2マス、上下左右の帯の合計もすべて34になる仕掛けがあります。下段の中央2マスには制作年の1514が並びます。
物思いに沈む天使
頭を抱えた天使が、目の前に広がる忙しい光景を見つめて憂鬱に沈んでいます。四体液説における人間の性格の一つ「憂鬱」を擬人化した姿です。
床に散らばる木工道具
グローハンマーや鋸、鉋、はしごなど、床には木工道具が散らばっています。かたわらには痩せた犬が寝そべっています。
四体液説の「憂鬱」
古代からの四体液説では、人間の性格は血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁の4つの体液の配分で決まるとされました。本作は、その一つである「憂鬱」を擬人化した銅版画です。デューラーの代表作で、『書斎の聖ヒエロニムス』『騎士と死と悪魔』とともに三大銅版画と呼ばれています。
数字に込められた仕掛け
砂時計の隣に描かれた4×4のユピテル魔方陣には、偉業を達成した年である1514が埋め込まれています。縦・横・斜めのどの列も合計は34になり、四隅の2×2マス、中央の2×2マス、上下左右の帯の2×2マスもすべて同じ34になるよう数字が配置されています。
後世への影響
本作は多くの画家に影響を与えました。ルーカス・クラナッハは1532年に『メランコリー』を、ヨースト・アマンは1589年に同名の作品を描いています。19世紀にはカスパー・ダーヴィト・フリードリヒも本作を意識した作品を残しました。
読んだらクイズ
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物思いに沈む天使頭を抱えた天使が、目の前に広がる忙しい光景を見つめて憂鬱に沈んでいます。四体液説における人間の性格の一つ「憂鬱」を擬人化した姿です。
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よくある疑問
- 『メランコリア I』はどこにある?
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銅版画のため、各地の美術館・博物館に刷りが所蔵されています。コンデ美術館(フランス)のほか、大英博物館、ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、クリーヴランド美術館などが所蔵しています。
- 何が描かれている?
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憂鬱に沈む天使を中心に、魔方陣、砂時計、秤、菱面体、木工道具、寝そべる犬、タブレットに何か描くプット、空にはコウモリのような生き物などが寓意的に描かれています。
- 魔方陣にはどんな秘密がある?
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縦・横・斜めのどの列も合計34になるほか、四隅・中央・上下左右の帯の2×2マスもすべて34になります。下段中央の2マスには制作年の1514が組み込まれています。
- 「三大銅版画」とは?
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デューラーの代表作である本作、『書斎の聖ヒエロニムス』、『騎士と死と悪魔』の3点を指します。
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出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル



