
クラナッハは宗教改革者マルティン・ルターの友人でした。その縁から、ルターとその家族の肖像画を繰り返し数多く描いています。この小さな板絵もそのうちの一枚で、縦19cm・横15cmという手のひらに収まる大きさです。
見どころ
友人としてのルター像
クラナッハは同時代人であった宗教改革者マルティン・ルターの友人だったため、彼とその家族の肖像画を多く残しています。ルターを描いた作品は複数の年代・所蔵先で伝わっています。
ザクセン選帝侯の御用絵師
クラナッハは1505年にザクセン選帝侯フリードリヒ3世にヴァイマルへ招かれ、御用絵師として仕えました。多くの助手を抱える工房を経営し、多数の出版も手がけています。
小さな板絵という形式
この作品は縦19cm、横15cmと小型の板絵です。クラナッハの工房は多くの助手を抱えており、こうした小さな肖像はまとまった数が制作されたと考えられます。
御用絵師としてのクラナッハ
ルーカス・クラナッハはドイツのクローナハに生まれ、父の工房で絵を学んだと考えられています。各地を旅した後、1501年頃にウィーンで活動を始め、1505年にザクセン選帝侯フリードリヒ3世に招かれてヴァイマルに移りました。1508年には貴族の称号を得て、ヴィッテンベルクに工房を構え、御用絵師として長く仕えています。
友人ルターを描き続ける
クラナッハは主に宗教画で多くの作品を残していますが、同時代人であった宗教改革者マルティン・ルターの友人だったことから、ルターとその家族の肖像画も数多く手がけました。工房には多くの助手を抱え、出版事業も手がけていたことから、こうした肖像はまとまった需要に応じて繰り返し制作されたと考えられます。
よくある疑問
- 『マルティン・ルターの肖像』はどこにある?
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レーゲンスブルク歴史博物館の所蔵です。
- モデルは誰?
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宗教改革者マルティン・ルターです。クラナッハの友人であり、クラナッハはルターとその家族の肖像画を複数残しています。
- クラナッハとルターはどんな関係?
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同時代人であり、友人関係にありました。この縁から、クラナッハはルターや家族の肖像画を数多く手がけています。
- クラナッハとはどんな画家?
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ルネサンス期のドイツの画家で、ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に仕えた御用絵師です。宗教画を多数残したほか、独特のプロポーションのヴィーナス像でも知られています。同名の息子も画家で、区別のため「(父)」と表記されることが多い人物です。
基本データ
- 作者
- ルーカス・クラナッハLucas Cranach the Elder
- 制作年
- 1532年
- 種別
- 絵画
- 技法・素材
- 彩色、板(ブナ材)
- 寸法
- 19 × 15 cm
- 所蔵
- レーゲンスブルク歴史博物館(レーゲンスブルク)
- 展示室
- ルネサンス
出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル