
この絵は、サラ・ベルンハールが主演した1894年初演の同名の戯曲を宣伝するポスターです。物語は、5歳の息子をトラの穴から救った平民との誓いを巡るギリシャの悲喜劇で、同年末にはニューヨーク・ブロードウェイにも渡りました。
見どころ
舞台衣装のジスモンダ
サラ・ベルンハールが演じたアテネ公爵夫人ジスモンダの姿を描いています。物語は西暦1450年のアテネ、アクロポリスのふもとを舞台にしています。
縦に長いポスター形式
全身を描いた、縦に細長いポスターです。劇場の前に貼って公演を宣伝するために制作されました。
初演を告げる一枚
1894年、パリのテアトル・ド・ラ・ルネサンスでの初演を宣伝するために作られました。この公演は同年末にニューヨークのブロードウェイへも渡っています。
平民との誓いを巡る物語
物語は、アテネ公爵の未亡人ジスモンダが、悪臣ザッカリアの陰謀で息子フランチェスコをトラの穴に落とされる場面から始まります。平民アルメリオが短剣一本で穴に飛び込み、トラの目を刺して息子を救い出すと、ジスモンダは喜びのあまり、神の前で彼と結婚する誓いを立てます。しかし救出者が平民だと知ると、彼女の感謝は冷め、誓いを反故にしようとして教皇に嘆願する道を探ります。
誓いから愛へ
海賊討伐でアルメリオが伯爵の地位を得ても、ジスモンダは結婚に踏み切れません。教皇の裁定は、誓いを守って結婚するか修道女になるかのどちらかでした。彼女はやがてアルメリオを愛していると自覚し、二人で秘かに恋人としての約束を交わします。その後、悪臣ザッカリアがアルメリオの暗殺を企てていたことが露見し、ジスモンダは自らの手で彼を討ちます。アルメリオはその罪を一時かぶろうとしますが、最後にジスモンダは自分の行為とアルメリオへの愛を人々の前で認め、二人は結ばれます。
ニューヨークへ渡った舞台
この戯曲は1894年にパリのテアトル・ド・ラ・ルネサンスで初演され、サラ・ベルンハールがジスモンダ役、リュシアン・ギトリがアルメリオ役を務めました。同年12月にはニューヨーク・ブロードウェイのフィフス・アベニュー・シアターに舞台を移し、1895年2月まで上演が続きました。後年にはアンリ・フェヴリエによってオペラにも脚色されています。
よくある疑問
- 『ジスモンダ』はどこにある?
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プラハ国立美術館が所蔵しています。
- 誰が描いた?
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アルフォンス・ミュシャです。ヴィクトリアン・サルドゥが書いた同名の戯曲を宣伝するポスターとして制作されました。
- ジスモンダとはどんな人物?
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アテネ公爵の未亡人で、幼い息子フランチェスコの摂政として公爵領を治める女性です。息子をトラの穴から救った平民アルメリオと結婚する誓いを立てますが、後に反故にしようとして物語が展開します。
- 誰が主演した?
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サラ・ベルンハールがジスモンダ役、リュシアン・ギトリがアルメリオ役で主演しました。1894年12月にはニューヨーク・ブロードウェイのフィフス・アベニュー・シアターに移り、1895年2月まで公演されています。
基本データ
- 作者
- アルフォンス・ミュシャAlphonse Mucha
- 制作年
- 1894年
- 種別
- 版画
- 技法・素材
- リトグラフ、紙
- 所蔵
- プラハ国立美術館
- 展示室
- 印象派以後
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出典・画像について
画像: Wikimedia Commons(Public domain)。元ファイル