サモトラケのニケ

作者不詳(古代ギリシャ)《サモトラケのニケ》紀元前190年頃(諸説あり)
サモトラケのニケWinged Victory of Samothrace
紀元前190年頃(諸説あり)
大理石、高さ 244 cm
ルーヴル美術館(パリ)
何がすごいのか

頭部と両腕を欠いた状態ですが、片方の翼だけで1,118点もの断片から復元されました。発見は1863年、ルーヴル美術館の階段の踊り場に展示されたのは1884年です。1950年には右手も新たに発見され、ルーヴルに保管されています。

見どころ

船の舳先に降り立つ姿

翼のはえた勝利の女神ニケが、空から船のへさきへ降り立つ瞬間を表しています。頭部と両腕を欠いていますが、動的な姿態で知られるギリシャ彫刻の傑作とされています。

巧みな衣の「ひだ」

風になびく衣の「ひだ」の表現が巧みで、この像の特徴のひとつとされています。大理石でありながら布の質感と動きを感じさせる彫刻です。

1,118点から復元した翼

1863年の発見時、胴体部分とともに片方の翼だけで1,118点もの断片が見つかり、復元されました。もう一方の翼は、この復元をもとに対称に補われています。

1,118点からの復元

サモトラケのニケは、ヘレニズム期に制作された大理石彫刻です。翼のはえた勝利の女神ニケが、空から船のへさきへと降り立った様子を表現しています。1863年、エーゲ海北東部のサモトラケ島で発見されました。

フランス領事シャルル・シャンポワゾが、胴体部分と総数1,118点にのぼる片方の翼の断片を発見し、復元しています。像は1884年にルーヴル美術館の『ダリュの階段』の踊り場に展示され、以来同じ場所にあります。

半世紀後に見つかった右手

1950年、発掘調査で右手が新たに発見され、ルーヴル美術館に保管されています。その手は大きく開かれた形をしています。頭部と両腕を欠いた状態が長く続いたのち、この右手だけが後から加わった形です。

制作年は紀元前190年頃と推定されることがあります。ロードス島の人々が、シリアのアンティオコス3世との戦いに勝利したことをニケに感謝し、サモトラケ島のカベイロス神域近くに奉納した像とも推測されていますが、いわれや制作年には諸説があり、確定していません。

よくある疑問

『サモトラケのニケ』はどこにある?

フランス・パリのルーヴル美術館の『ダリュの階段』踊り場に展示されています。1884年から同じ場所に置かれています。

いつ発見された?

1863年、エーゲ海北東部のサモトラケ島で、フランス領事シャルル・シャンポワゾによって発見されました。胴体部分と、片方の翼の断片1,118点が見つかり、復元されています。

なぜ頭部や腕がないの?

発見された時点ですでに頭部と両腕を失っていました。1950年になって右手だけが新たに発見され、ルーヴル美術館に保管されています。

いつ頃作られた?

紀元前190年頃の制作と推定されることがあります。ロードス島の人々が、シリアのアンティオコス3世との戦いに勝利した感謝としてニケに捧げた像とも推測されていますが、いわれや制作年については諸説あり、断定されていません。

基本データ

制作年
紀元前190年頃(諸説あり)
種別
彫刻
技法・素材
大理石
寸法
高さ 244 cm
様式
Hellenistic sculpture
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)

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出典・画像について

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