印象派の先駆者 ウジェーヌ・ブーダン展 ―瞬間の美学、光の探求(山梨県立美術館)

開催中
会期2026年9月12日(土)〜11月3日(火)
会場山梨県立美術館山梨県 甲府
休館日月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)
観覧料一般1,000円
公式サイトwww.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2026/75158.html

どんな展覧会か

若き日のモネを風景画へ導き、コローに「空の王者」と呼ばれたウジェーヌ・ブーダンを、日本では約30年ぶりに本格的に紹介する展覧会です。油彩・素描・パステル・版画など約100点を、年代順ではなく「海景」「空」「風景」「建築」「動物」「人物」「素描」「版画」の8つの切り口で並べます。移ろう空や海の一瞬をすばやく捉えた習作や素描にも光が当てられ、印象派より前に風景画で何が変わり始めていたかを確かめられます。東京のSOMPO美術館から巡回してきた展覧会です。

目玉の作品

  1. ウジェーヌ・ブーダン《トルーヴィルの港の朝》

    トルーヴィルの港の朝

    ウジェーヌ・ブーダン、1888年

    ブーダンが生涯にわたって繰り返し描いたノルマンディーの港町トルーヴィルの、朝の情景です。60代になってからの作品で、港を描き続けた画家の円熟期にあたります。空と水面の光の扱いに「空の王者」と呼ばれた理由を探してみてください。

    ランス美術館蔵

    《トルーヴィルの港の朝》の見どころを読む

  2. ウジェーヌ・ブーダン《ル・クロワジック》

    ル・クロワジック

    ウジェーヌ・ブーダン、1897年

    1855年から通い続けたブルターニュの、港町ル・クロワジックを描いた、亡くなる前年の作品です。所蔵するのは、ブーダンが少年時代を過ごしたル・アーヴルの美術館です。生涯描き続けた海辺の、最後の時期の姿を確かめられます。

    アンドレ・マルロー美術館(ル・アーヴル)蔵

    《ル・クロワジック》の見どころを読む

  3. 干潮

    ウジェーヌ・ブーダン、1884年

    引き潮の海辺を題材にした1884年の油彩です。ブーダンは同じ海辺を、天気や時刻、潮の具合が違う日に何度も描きました。海の表情の一瞬を写し取ろうとした画家の関心が、題名にもよく表れています。

    サン=ロー美術館蔵

  4. ブーダン夫人とモネ一家

    ウジェーヌ・ブーダン、1875-77年頃

    ブーダンは1850年代の終わりに十代のモネと知り合い、生涯の友人でした。題名どおり、自分の妻とモネの家族を描いた作品です。印象派の先駆者と印象派の中心人物の近さを伝える1点です。

    ウジェーヌ・ブーダン美術館(オンフルール)蔵

  5. トルーヴィル街道、ビュタン近郊

    ウジェーヌ・ブーダン、1860-63年

    トルーヴィルへ向かう街道を描いた1860年代前半の作品です。ブーダンの生まれ故郷オンフルールの美術館が所蔵しています。若いモネと出会って間もない頃の風景画として、晩年の港の絵と比べてみてください。

    ウジェーヌ・ブーダン美術館(オンフルール)蔵

出かける前に

会期・休館日・料金・展示替えは、主催者の都合で変わることがあります。お出かけの前に公式サイトで最新の情報を確かめてください。このページの情報は2026年10月12日に公式サイトで確かめたものです。

全国の展覧会カレンダーを見る →